roaming mirana 解説
お久しぶりです。
近頃は急激な気温の変化により体調を崩してしまい更新が滞ってしまいました。記事を楽しみにされていた方、もしいらっしゃったのであれば、申し訳ございません。
本日の記事になりますが、自分のお気に入りのチャンネルの一つであるBrenという方から久々にコメンタリーがアップロードされたのでタイトル通りroaming miranaの解説を自分の見解を交えて紹介していきたいと思います。
以下より動画、解説になります。
”Roaming Effectively on Mirana - Dota 2 Mirana Guide (Gameplay and Commentary)”
タイトルは意訳すると、”miranaで効率よくroamするガイド”といったところでしょうか。このbrenというプレーヤーですがここ最近はOverwatchにドハマりしているらしく、最近はDotaをする機会が減ってしまったとのことで、一人のファンとしては残念ではあります笑。余談はさておき、miranaはaghanimのアップグレードが追加された後、数回にわたりnerfを受け続けていますが、全skillブラケット総合してみるとpick率は20%以上とまだまだ使われるヒーローです。
動画の最初では6か月もどこへ行ってたのか、何をしてたんだという彼の生活についての多くのコメントにカジュアルに回答していくが、ここでは彼はsecret shop横のlargeキャンプでarrowを大きい中立に当て、残りを通常攻撃で殴っていく形でroamではなくfarmからゲームは始まっていく。arrowを使ったjungle miranaであれば基本中の基本のテクニックですが、なんだここ説明ないから早くroamしろよと言わずに彼の開幕アイテムを見ていきたいと思います。
quelling bladeについてはおそらくjungleスタートにおいての効率を上げるため、またarrowの角度調整やjukeの成功率改善といったところでしょうか。meleeヒーローであればiron talonでのjungleは効率がいいですが、むしろrangedヒーローにおいては個人的にはクリープを殴る場所とvision等を考えてもquelling bladeの200goldが発揮する効果は見逃されがちですが偉大なものだと思います(drowやmorphのベースダメージの高いヒーロー以外においても)。
tangoは上記のjungleスタートのlargeキャンプの残りを通常攻撃で狩らなければならないためであったり。またレーンにroamをし始めた際に味方に渡すこともできるし、その他もろもろ使い道はあると考えることができます。
slippersは後のRing of Aquilaを考えた際、175goldのRing of protectionよりもCirclet(165gold)よりもダメージを増やした方が効率があがると考えられるため(?)。またこの開幕アイテムであった場合合計が525goldとなるため、Courierを買いチームを助けることもできます。
ここで2キャンプ分を先にクリアしてからroamにうつるわけですが、ここにも理由がある。直接roamをしはじめることで確かにより早い段階での1st bloodの可能性は上がる。しかし、味方のskillが1つあるかもしくは2つ3つある場合でどちらの方が可能性の高いkillとなるかを考えればその結果は一目瞭然だ。また、開幕で例えばmidのミニマップにうつってしまったとすれば敵midに対するけん制にはなるが、『miranaはmidでgankを狙っている』とこちらのやっていることが予測されてしまい終わりだ。これに比べて2分、3分からgankすることで敵はmiranaはjungleをしているがどの段階でgankを始めるのかわからないゆえ、単純に敵が知り得る情報が結果として少ない。
その後のgankだが、2人でofflaneをしているQOPとpudgeのもとに行く。ここでHPが低い状態にあったPAをhookしようとするpudgeだがこれを外してしまうのが見てうかがえる。brenはこういったシチュエーションがarrowを狙う上でのチャンスになると話している。
この状況での敵の知り得る情報を下記に羅列していこうと思います。
*miranaはどこにいるのかわからないが、スコアを見るとlevelが上がっている=jungleしている可能性が高い。
*pudgeがhookを外した=manaを考えても次のhookまでまだ時間がある。
*QOPの体力が低い。
この情報からPAとmeidenは前に出て多少アグレッシブに来ることが想定できるのでそこがarrowのチャンスということだ。この場合は偶然pudgeがhookを外したことが結果として敵のアグレッション(攻撃的なプレイ)を招きダブルキルに繋がったが、こうした味方のミスプレイやskillを故意に見せることでこちらの有利に変えられるような情報を与えarrowがその隙を突くということだ。
miranaに限らずgankerであればこういった情報戦は応用の利くテクニックであると思うので活用してほしいと思います。(考えつくものであれば例えばalchemistのultが切れるタイミングを狙った敵のアグレッションに対するgank等)
動画では説明がなされてなかった上、話は少しずれてしまうのですが情報戦という話に絡めて、arrowの自分なりのコツを1つだけ図と共にご紹介したいと思います。
図では普通のarrowやんと思うかもしれないですが、敵がarrowをよけることができるのはarrowのアニメーションが多かれ少なかれ見えてしまったり、ある程度予測できてしまっていることが原因(=miranaのarrowの情報を得る→避けるというプロセスを得る)ということです。これを利用して、アニメーション=情報を見せないarrowの角度を狙うといった初歩的なテクニックです。簡単に説明すると木から出てくる瞬間に敵にヒットするようなタイミングを狙うということです。分かりにくい図ですみません。
上述の通りプレイのコメンテートであるためarrowのコツ等についてはここでは説明されない。レーニングが終わると自分の立ち回りについての解説になるが、RoAをとったのちはmanaの自給自足がある程度可能になるため敵サイドのマップをアクティブに徘徊しつつjungleをarrowで確保したりといった具合だ。ゲーム中盤の立ち回りは敵、味方、またゲーム状況などあらゆることに依存して異なり一般化が難しいためここでは割愛させていただきます。
だらだらとした文章となってしまいましたが本日分のroaming miranaの解説は以上となります。今回は情報という視点を軸に解説を進めていきましたがどうでしたか。
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