Dota2 日本語動画解説

このブログではYoutubeに無数にあるdota2に関する動画や解説を厳選し、そのポイントや英語での解説を主に日本人向けにわかりやすく紹介していきます。

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MIDレーン分析①

こんにちは。

今日はalchemist 対 storm spiritのmidレーンでの立ち回りについての詳しく分析している動画を紹介したいと思います。この動画を選んだ理由としてはアイテムの選択やゲーム内での判断がある程度一般化できるので、違うヒーローや違うレーンにおいても役に立つのではないかと思ったからです。

以下が動画、解説になります。

”How to Farm FAST (1300+ GPM) - Dota 2 Alchemist Guide, OG. Miracle- Analysis”



 

この動画を投稿したbrenという人物は主にYoutubeでDota2の所謂『攻略』をガイドや解説動画を数多く発信しています。今回は題名の一部が、OG. Miracle- の分析』となっていますが、現在はすでにMiracle-はTI6の後に行われたfall shuffleにより2016/09/16よりTeam liquid(英語サイト直リンク先に詳細)に移籍しています。

 

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 動画の序盤(early gameに関して)の解説は主にアイテムビルドに関してである。

開幕のアイテムビルドはこれ

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ここでなぜmelee midヒーローにほぼ必須とも言っていいpoor man's shieldではなくquelling bladeを購入しbounty rune獲得したのちにそののgoldでpoor man's shieldに強化しているのかについて説明される。

この場合はalchemistの基礎攻撃力と攻撃モーションが遅いことを考えると最序盤のlast hitで負けてしまう(=bottleを買うヒーローであればbottle, でなければその他必須アイテムが遅れる)ことになるから。

*おそらくpoor man's shieldによって防げたであろう追加ダメージをtango等で補えるので優先度はcreep last hitにあるということだろうか。

 

この後でとてもおもしろい説明がなされるので是非聞いていただきたい。

poor man's shieldのあとMiracle-はsoul ringの前にmagic stickを挟んでいる。

ではそれはなぜか。

敵がstormだからという答えが自分の中で最初に思いついた答えですが、これはおそらく40/100点くらいでしょうか。

彼の分析によれば、alchemistの1st skillであるacid sprayでfarmを確保することになれば、自然とcreepウェーブは敵のタワー元までプッシュされることになる。その結果stormはlast hitを逃さないため(最序盤のlast hitの重要性は上述)にskillを使ってlast hitを確保することになる。

つまり言い換えれば、敵stormにskillを使うことを余儀なくさせる状況を作り出しmagic stickというアイテムの強さを最大限に引き出せるから、というのが解答となる。

 

この次に向かうアイテムはsoul ringbottle ではなく soul ring を目指す理由としては、bottle のmana回復が度重なるnerf故に1チャージ60(計180)しかないことを考えると30秒に一回150manaを回復できるこちらの方が使い勝手がいいこと。更に50%のmana回復を足した際のalchemistのmana自然回復は1.9/秒(67/30秒)でありわずか30秒足らずでbottleの回復量と同等もしくはそれ以上を補完できてしまう。また固定値mana回復のultとも非常に相性がいい。これは、mana回復+50%は固定値に上乗せされる形で適用されるため。

これがjuggernaut や他のmid lanerであった場合は別の話になる。alchemistは他のmid lanerとは違い序盤のgankやfightに向いているskillが少なく、優先度は確実に、farm>fightであるだろう。つまり何が言いたいかというと特殊なruneをbottleにストックしておいたとしても他のヒーローを100としたときにその半分も生かせない可能性の方が高いということ。逆も然りで、序盤からダメージを出したり戦えるmid lanerがbottleを購入する理由の一つとしてこれが考えられるということ。

 

この後、動画の5:30付近では2キャンプ同時スタックの説明がなされているのでこちらが気になる人は直接動画で確認お願いします。

**前回の記事でも話しましたが、基本的にfarmの優先順位はlane>jungleです。自分自身の分析となってしまいますが、この場合Miracle-acid sprayで~:17に衝突するlaneクリープを片づけたあとでjungleに向かっています。このあとで逃しているlaneクリープの数はmeleeクリープ1匹。つまりstackに行く方が価値があると考えられます。

 

次にarmlet of mordiggianを目指すのが現在の主流であるが、この理由としては、生き残るためのtankを増やすようなアイテムを積んでいくことで、farmする時間、farm場所が相対的に増えることに直結するためというのが最も大事な理由だと感じる。またalchemistの低いベースアーマーを補える等(この辺は考えてわかりそうなので割愛します)。

ゲーム内のタイマーで9分、動画のタイマーでの9:30秒付近からalchemistがjungleのstackやruneを取りに行くことでlaneのクリープを何匹かミスし始めているのがわかる。おそらく「え、laneのほうが優先じゃないの?」と疑問に思う人がいるかもしれないが、alchemistに関してはfarmにおいて3rd skillからよりgoldの恩恵を受けるためこの限りではない。もちろん作ったstackを直後に取ることは結果的にstack時間+stackをとる時間が膨れ上がり、より多くのlaneクリープを無駄にすることになるので効率的にはいいとは言えない。やはり基本はlane>jungleにあることを理解していただきたい。

 

この次に目指すアイテムはご存知radianceで間違いないのだが、その理由に関してはalchemistのfarmパターンや立ち回り等がある程度頭に入っていればわかるだろう。ここでMiracle-は最初にsacred relicではなくレシピを購入する。この時点でのアイテムは

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の6つでどのアイテムを落として、sacred relicをピックアップしたとしてもfarm効率にさほど影響は出ない。それならば、レシピをクーリエに入れて少しでもradianceを手に入れてから受け取るまでの時間を削減しようということなのであろうか。また、manta style等においても同じことが言えるのでは、と思います。

 

以上今回はmidレーン分析ということでalchemist vs stormのレーン(アイテム!?)を自分なりの解釈含め徹底的に分析させていただきました。radianceができた後の解説に関しては要望があれば続きを書いてもいいですが、alchemistに関してはradianceを手にする時間が一番大切かなと思い、30分をざっくりではなく15分を濃密な内容に仕上げるよう努力をしました。

Youtubeでguideを書いている他の方も口をそろえて言ってることですが、たとえそれがどんなクソビルドであっても理由を考えることが大事だし、自分自身もそう感じます。

 

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